植松努

2021年05月07日

自信

「自分は人よりできる」は間違った自信のつけかた


実は、自分にも未来はわからないし、未来がわかる人は誰もいません。わからないんだから、未来を諦める理由がないんです。



歴史を変えた人の共通点は、「好きなことをやめなかった」こと



(未来は)わからないんだけど、1つだけわかってることがあります。それは、みんなにはすごい可能性があるということです。子どもたちだけじゃなくて、大人もそうだよ。みんなは、これから人類の歴史を変えてしまうかもしれない、すごい人たちなんだよ。本当だよ。

だって、歴史は一人が変えるんです。坂本龍馬もエジソンもマザー・テレサもイチロー選手も、一人しかいないですね。それはそうです、人間は全員違うからこの世に一人しかいませんし、みなさんも同じ“一人”なんです。じゃあこの人たちはどうしてこうなったのかというと、好きなことをやめなかっただけなんです。

「好き」ってすごいんです。好きなことはがんばれるし、好きなことには燃えちゃうんです。これはみんなも経験あるでしょう。これこそが、学校の成績に関係ない、社会に出てからの本当の力だからね。



自分の自信と人の可能性を奪う「どうせ無理」という言葉



どんな言葉が人の可能性を奪うのかというと、「どうせ無理」という、とっても簡単な言葉です。この言葉は、使った瞬間からなにも考えなくてよくなるし、なにもやらなくてよくなっちゃうので、めちゃめちゃ楽になります。

だからこの言葉を、「楽をするため」に使っちゃう人がたくさんいるんですが、実はこの言葉は使った本人と周りの人の自信と可能性を奪ってしまう、最悪な言葉です。自分の自信も奪っちゃうんだからね。




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2021年05月06日

夢のかなえ方

夢をどんどん叶える秘訣


夢を叶える秘訣は、自分の夢をどんどんしゃべることです。やりたいことは、「やったことがある人」と仲良くなればできるから、出会う人出会う人に片っ端から夢をしゃべったら、夢はどんどん叶うからね。

やったことがない人は「できない理由」を教えてくれるんだけど、やったことがある人は「どうやったらできるか」を教えてくれるんですよ。だからみんなは、やったことがある人を探して、どんどん夢をしゃべるべきなんです。

でも、夢はバカにされたり否定されます。そんな経験をした人は、「もう自分の夢はしゃべりたくない」「恥ずかしい」と思っているかもしれません。

でも、聞いていてくれた人の中には「あれ? それ、僕の友達がやってるよ」という人がいるかもしれません。そういう人と出会うチャンスを失うほうがもったいないからこそ、夢をいくらバカにされても勇気を出して、わかってくれる人に出会えるまでみなさんはしゃべり続けるんです。



出会うために、本を読もう



本のすごいところは、死んじゃった人とも外国の人とも仲良くなれるところです。



「習ってないからできない」「進学できないから無理」じゃなくて、まずは本を読めばいいんです。なんたって人生は、フライングしたほうが先に進みます。おぎゃあって生まれた瞬間にもうスタートを切っていて、先にやったほうが前に進めるから、どんどんフライングすべきなんです。子どもたちは、どんどん社会と関わってほしいと思います。



「勉強しなさい」と「勉強したい」の差は大きい



「勉強しなさい」「いい学校に入りなさい」と言われて勉強するのと、「夢のために勉強したい」というのは、大きな差なんです。実は人間の脳みそは「覚えなさい」と言われたら動かなくなっちゃうんですが、「知りたい」と思ったら、どんどん動いて発達していくんです。脳みそを発達させるこのパワーが「わくわくエンジン」なんじゃないかと思っています。



もしかしたらみんなの中にも、学校のテストの点数が低いから勉強が嫌いになっちゃったり、自分のことを責めてる人がいるかもしれないけども、思い出してほしいんです。

入学して小学校1年生で初めて教科書をもらった日、わくわくしたはずなんですよ。楽しみで、全部輝いて見えて、早く知りたくて、学びたかった。なのにいつの間にか、勝手に点数をつけられて、勝手に比べられて、勝手に怒られて、苦手と嫌いを植え付けられた。でもそれは、学校のやり方と相性が悪いだけなんです。

だから、自分の方法で学んでほしいんです。図鑑でも映画でも図書館でも博物館でも漫画でも旅行でも、なんでも構いません。とにかく「知る」ことの喜びを奪われないでほしいんです。

「知る」というのは本当に素晴らしいことですが、「学ぶ」というのは「教えられたことを覚えること」じゃないからね。「学ぶ」というのは、「自分で疑問を感じて、自分で調べる」ことだから、それができなかったら社会に出てからなにも学べなくなっちゃいます。だから今のうちから、どんどんいろんなことを読んで、調べてほしいなと思います。

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2021年05月05日

夢のあきらめかた

“ロボットに負ける”日本の教育

「できない理由」を教える大人は、
全員「やったことがない人」


「飛行機? ロケット? 東大に行かないと無理だから」「お前の成績で行けるわけないだろ、どうせ無理だよ」と言われました。「夢を持ちなさい」「そのために勉強しなさい」と言われたのに、「テストの点数が悪いから、お前にはその夢は無理だ」と言われちゃって、目の前が真っ暗になってしまいました。

テストの点数って過去のことなので、それで「未来を諦めなさい」を言われたら、どうすることもできないじゃないですか。「今からがんばります」と言っても信じてもらえないので、「これでは僕はなにもできない」と思ってしまいました。

そしてもっと悲しかったのは、このことを教えてくれたのは、この先生だけではなかったということです。大勢の大人が口を揃えて同じことを教えてくれるので、それがまるで本当のことのように思えちゃったんです。

でも僕は考えて、気づきました。こういうことを教える大人は全員、飛行機やロケットを作ったこともない「やったことがない人」で、適当なことを言っているだけだったんです。「やったことがない人」にやりたいことを相談すると、「できない理由」を教えられるだけなので、これは相談する相手を間違えてるだけのことなんです。

ちなみに「できない理由」というのは、絶対に教えてはなりません。できない理由は、「すごくお金がかかる」「よっぽど頭が良くないと無理」「成功するのは一部の人だけ」とか、いろんなものがあるんですが、最後には必ず同じ意味になります。それは、「努力しても無駄だよ。無駄な努力はしないほうがいいよ」です。



生まれた時から「諦め方」を知ってる人は、
この世に1人もいない



僕の会社には、いろんな人が来ます。企業の社長さんも来ますし、いろんな企業の人がやってきます。その人たちと話をしていて、「世界は今、『考える人』を探している」と気がついたんです。

「考える人」とはどんな人かというと、「やったことがないことをやりたがる人」「諦めない人」「工夫をする人」。僕もこういう人と一緒に仕事がしたいです。じゃあ、そういった人は一体どこにいるんでしょうか。

それは「みんな」です。この世のすべての人がそうなんです。人間は必ず「小さい頃」を経験していて、ボタンがあったら押してみたかったし、やったことがないことをやってみたかったんです。実は、生まれた時から諦め方を知ってる人はこの世に1人もいなくて、みなさんは全員、諦め方を知らずに光り輝いて生まれてきたんです。

そんな素晴らしいみなさんに、誰かが諦め方を教えて“大人に都合のいい人間”を作っただけのことなんです。でも、諦め方を覚えてしまったら、ロボットに負けてしまうんです。もったいないですね。じゃあ諦めなければいいですが、諦めないためにはどうしたらいいんでしょうか。

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失敗

人間はかなららずしっぱいする

残念なことに日本では、(周りと)違うといろんなことを言われるので、いやなことをたくさん言われました。悲しかったです。でもね、考えてみてください。見分けのつかない同じものがいっぱいあったら、比べられて一番安いのが選ばれるだけなんです。でも(他のものと)違うと、「必要だよ」と言われるんです。


「違う」に出会った時に、「おかしい」「変」「ダメ」とか言ってる場合じゃないんです。「違う」に出会ったら、とりあえず「すてき!」と言っときゃいいんです。そうしたら奇跡がバンバン起きます。


人間は1回しか生きることができないから、実は「やったことがないこと」としか出会わないんです。つまり「人間は必ず失敗する」ということですね。

みなさんは今、生まれて初めての1回しかない人生を、ぶっつけ本番で生きてるんですよ。毎日毎日新しい朝や見たことがない季節がやってきて、毎日毎日やったことがないことに出会うんです。だから僕たちは失敗し続けてきたし、これからも失敗し続けるんです。僕も失敗します。なぜならば、失敗はダメじゃないからです。


失敗しないことはすごく簡単なんですよ。失敗しないために一番いいのは、なにもしないことです。次にいいのは、できることだけをやること。同じことを繰り返して、やったことがないことをやらなければ、失敗しないんです。でもね、成長しなくなります。最後の切り札として、言われたとおりにすれば、失敗しても誰かのせいにできます。でもその時は、考える力を失ってしまうんです。

実は失敗を避けると、なにもできなくなって、成長できなくなるし、考えられなくなるんです。これでは、何のために人として生まれてきたかわからないですね。でもね、こうなっちゃってる大人がすごくたくさんいるんですよ。

なにもしないことを「我慢だ、努力だ」と思ってる人が、いっぱいいるんです。でもこんなふうになったら、本当に前に進まなくなってしまってもったいない。だからこそ、こうならないためにも、みんなには失敗を避けないでほしいです。



失敗を避けないためには、失敗に罰を与えてはいけません。罰なんて意味ないからね。



大事なことは「罰」ではなく、「どうやったら失敗しなくなるか」「どうやったらできるようになるか」を考えることなので、ぜひ考えてほしいと思います。

一番気をつけてほしいのは、失敗を自分のせいにしてはいけません。優しい人や真面目な人ほど自分に罰を与えます。でも、自分を責めてもなにもなりません。「なんでだろう?」「だったらこうしてみたら?」、たったこれだけで失敗はデータになるんです。せっかくしちゃった失敗なので、ぜひこの二言を使ってみてほしいと思います。

maruhashikouta at 09:27|PermalinkComments(0)

2021年03月15日

好きな事が嫌いになるとき

好きな事が嫌いになるとき


他人からよく思われたい。
他人に勝ちたい。負けたくない。
そういう気持ちでがんばると、

好きなことも好きではなくなってしまうのかもしれません。

それは悲しすぎます。



「好きったら好き」

くらべないのが一番だと思います。

結果的に上達すると思います。

maruhashikouta at 14:53|PermalinkComments(0)

2021年01月28日

修練に必要なもの

修練に必要なもの

スキーと違って
道具は使わないので
1位は「楽しさ」ですね。
楽しい練習を与えられているか・・・
どんなに理論的に説明しても、
筋力が足りなかったり、恐怖心があったり、道具がよくなかったりしたら、
理論どおりになどいきません。
筋力には時間がかかります。努力も必要です。努力の為には楽しさが必要です。
恐怖心を減らすためにも、楽しさが必要です。
道具のためには、知識と技術がある人がいれば一発解決です。
てことは、修練に重要なのは、

1位 「よい道具」

2位 「楽しさ」

3位 「理論」

ですね。

「よい道具」と「楽しさ」を抜きにしては、修練は不可能でしょう。
だけど、日本では、
「修練」=「しかめっつら」「がまん」「忍耐」=「真剣」「一生懸命」
と考えている人が少なくないです。
ついには、しかめっつらや、がまんや、忍耐が目標になっちゃったりするケースもあります。
それじゃあ、人は育たないねえ。

これは、子どもの習い事に限りません。
新人さんの人材育成でも一緒です。
「やってみたい」ということは、
まずは、「よい道具」と「楽しさ」によって伸びていくでしょう。

それを与えないのは、育成者としては失格だと思います。

僕は与えることができてるかねえ・・・。

maruhashikouta at 07:21|PermalinkComments(0)

2020年09月03日

大人の役目


学問とは、いい学校に入ったり、いい会社に入ったりするためのものでしょうか?



とんでもない間違いです。



学問とは、社会の問題を解決するために、人類が命をかけて積み重ねた記録です。







教育とは、失敗の避けかたや、責任の避けかたを、教えるためのものでしょうか?



とんでもない間違いです。



教育とは、死に至らない失敗を経験させて、失敗の乗り越え方を教えるためのものです。







学校とは、理不尽のあきらめ方を教えるための場所でしょうか?



とんでもない間違いです。



学校とは、理不尽の解決の仕方を教えるための場所です。







大人が昭和の処世術なんか教えるから、

経験を避ける、自信を持てない、問題を解決できない人が沢山つくられてしまいました。



でも大丈夫。

今日も社会に生まれ出てくる子ども達は、あきらめ方を知らないで産まれてきます。



そんな子ども達に、あきらめ方を教えなければいいだけです。

夢と希望を奪わなければいいだけです。



たったそれだけで、その子達が、20年後に世界を救う力になります。



植松電機に修学旅行の子達が戻ってきました。
みんな輝いています。これからすごいことをする人達です。
でも、そんな子達の、輝きを奪おうとしている人達がいます。

「いまより輝こうとする子ども達の光を奪い去ることはゆるさん!」
僕の心の中の、北斗の拳のシュウが慟哭します。



大人の役目は、
子ども達の夢と希望を奪わないで、あきらめ方を教えないことです。



大人の役目
maruhashikouta at 15:18|PermalinkComments(0)

2020年08月05日

残念過ぎることにならないように

教育は、時代や社会に合わせて変化していかなければいけません。
なぜなら、子ども達は、最終的には社会で働くからです。
ですから、社会のニーズに合わせた教育である必要があります。
どころか、本当は、子ども達が社会に出るのは10年後なので、
10年先の社会に適合した教育をしなければいけません。
少し前までは、社会の変化がゆっくりでした。

だけど、いまでは、10年たったら社会は大きく変わってしまいます。
しかし、教育の変化は、10年から15年かかってしまいます。
おそらく、子ども達が生きる未来の社会と、教育の想定する社会のギャップは、

下手したら、20年くらいもあるかもしれないのです。
このギャップが、子ども達が社会に出るときに子ども達を苦しめます。

ものすごく頑張って、いろんなことを我慢して、大人の言うとおりに打ち込んできたのに、
それが社会で通用しない・・・ということを知った子達の悲しさ。
日本は、「若者の自殺率が世界一」の国です。
自殺の理由の多くを占めるのが、「進路」ですから、「教育」の影響は大きいです。
大人は、子どもの笑顔のために。
子どもは、大人の笑顔のために。

よかれと思ってがんばってるのに、その目指す目標がずれていたばっかりに、

悲しい結果になってしまうなんて、残念すぎます。


子ども達の未来は、大人が10年後を見ることができるかどうかにかかっています。
そのためには、情報が必要です。

そういう情報は、TVにも新聞にもネットにもあるんだけど、
莫大な量の「どうでもいい情報」に埋め尽くされて見えてきません。

maruhashikouta at 23:07|PermalinkComments(0)

2020年07月21日

身のほどなんて、わかるわけ無いだろ

植松さん、激しく同意です。
植松カテゴリー作ってしまいました。
抜粋しようと思ったら
ほとんど全文↓

人間は成長します。学んでいる限りガンガン能力は伸びます。
ですから、どんな年齢になっても、「身のほど」なんてわかりません。
唯一、わかる人がいるならば、それは、「学ぶこと」をやめた人です。

そういう人は、成長しなくなりますから、自分の身のほどを知ります。




残念ながら、「学ぶことをやめた人」は、意外とたくさんいます。
基本的に、「学ぶ=教えられたことをおぼえる」と思ったあたりで、

「学ぶ」は停止してしまいます。

本当の「学ぶ」は、主体的な探究です。知りたがることです。




現在の点数が学力、ではない。
学力とは、学ぶ力です。
それは、これからの可能性を示すものです。
間違っても、現在や過去の点数ではありません。

ですから、いまの成績などで、自分の将来をあきらめる必要はありません。



学校の先生は学校しか知らない人が多いです
学校では、さんざん、夢を持て!というくせに、
許される夢は、「できそうな夢」に限定されます。
しかも、「できそうかどうか」を判断するのは先生や大人です。

そして、先生や大人が知らない領分については、全くの憶測で判断されます。
せめて、その道の人の話を聞くチャンスぐらい作ってよ。




身のほどを知れ、と言われたら、知ってます。と答えてください。

身長を答えておけばいいと思います。



高望みするな、と言われたら、「ああ、この人は、学ぶことをやめた人なんだ」と思ってあげてください。「哀」に満ちた目で見てあげてください。

(「哀」に満ちた目については、北斗の拳を読破する必要があります。)

ようするに、こういうことを言う人の話は、「はいはい」って聞き流してください。

そして、「自分のやりたいことをやってる人」を探して、メールでもいいから、ダイレクトに質問してください。
もちろん、頑張ってる人ほど忙しいから、なかなか返事は帰ってこないので、色んな人にコンタクトをとるのがいいです。

そうしたら、「すべきこと」の情報が得られます。
もちろん、それは、生きてる人でなくてもかまわないです。

自分がやりたいことに関わる分野の人の伝記を読むだけでも、相当な量の「すべきこと」の情報が得られます。
ていうか、それが「学ぶ」です。

「おしえられたことをおぼえる」から、「学ぶ」に切り替えたとき、

受動的な人生が、能動的な人生に変わります。


自分の人生は、自分のもんだ!



身のほどなんて、わかるわけ無いだろ。どうやって測定するんだ?
maruhashikouta at 20:00|PermalinkComments(0)
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