中村ケンゴウ

2020年07月16日

「重宝される選手」の育て方

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中村憲剛


大人が「これをしろ」と命令するのは楽なんですよ。けど、それでは本人たちのためにはなりません。



大事だと思うのは、我慢することだと思います。結局は、子どもたちをどのスパンで見ていくかじゃないですかね。小学生年代のチームをただ勝たせるだけであれば、型にはめればある程度は結果を残せると思います。だけど、その型にはめた指導を受けて中学生になった時、その子どもたちはどうなってしまうのか。ある程度のレベルまではやれるかもしれませんが、どこかのタイミングで行き詰まってしまうでしょう。


自分のやるべきことは自分でやる。全部が自分に返ってくることですし、自分次第とも言えます。僕らがいくら言っても、実際にやるのは本人たち。だけど、見てたらすぐ言いたくなりますよ。なので、親としては行ったり来たりしていますね。「今、言ったほうがいいかな……。けど、言ってもなあ……」って。いくら僕が言っても本人にやる気がなければダメだし、強制してはいけない。受け身ではなく本人が意欲的にできるような環境づくりをすることが親の役割なのかなと最近思っています。


僕は文武両道であるべきだと思っています。サッカーで大事なことの一つは考えることです。それを養うことの一つに学校の勉強も必要だと思っています。勉強することで考えるクセがつきます。それを放棄することは、サッカーで考えることを放棄することと一緒だと僕は考えています。だから、好きなことだけをやればいいというわけではないんです。


中村憲剛「重宝される選手」の育て方 「大人が命令するのは楽だが、子供のためにならない」
maruhashikouta at 15:37|PermalinkComments(0)
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