2020年07月04日
悔しくないのか!が響かない理由
成長段階にあるこどもにとって、負けることは大きな問題ではありません。負けたことから何を学び、それを次にどう生かしていくかが大事なのです。
だからといって、指導者や保護者だけが「次は勝つぞ!」と熱くなるのも問題です。たとえば、試合に負けても全然悔しそうにしない子がいると、「悔しくないのか!」と怒ってしまう大人は少なくないと思います。
試合に負けてもまったく悔しくないのは、そもそも本気でその試合に向き合っていないからでしょう。もしかしたら、まだそこまでサッカーにのめり込んでいないのかもしれません。そんな子が負けて悔しがらないからといって、「なんで悔しくないんだ」と怒るのは筋違いですし、「もっとサッカーを好きになれ!」などと強要するのはもっと意味がありません。
どうすれば子どもが、もっと情熱を注いでサッカーと向き合おうとするのか。それはサッカーの魅力を真正面から伝え続けていくことだと思います。その子にとって夢中になれるものなら、自然に本気になっていきます。どうやっても夢中になれないようなら、その子にはほかに合うものがあるはずです。
親がさせたいものを無理強いするのではなく、その子にとってのベストを一緒に探してあげるほうが大きな価値があるのではないでしょうか。
怒らず、しかし諦めず
夢中になるようがんばります。
今日も練習がんばりましょう。