2019年07月11日

雇うなら小学生

何のための勉強してきたのか。
子どもたちには
そういわれない大人になって欲しいし

私は
そういわれない大人の姿を
子どもたちに見せたいと思います。

植松努のブログ〜雇うなら小学生

今日も、小学生が見学旅行に来てくれました。
朗らかで、優しい子達でした。

植松電機に来た子達は、
ロケットをつくらされます。
ちなみに、作り方は教えない、という
スパルタ式です。

で、一番早いのは、小学生です。
で、学歴が上がるほど、
どんどん製作時間が長くなっていきます。
なぜだろう?

人生の時間をかけて、
多くを経験してきたはずの高校生や大学生が、
小学生よりも遅い。

その原因は、学歴が上がるほど、
(1)教え合わない
=間違ったことを教えたら責任が・・・
(2)助けあわない
=助けようとして、断られたらつらい。
(3)尋ねない
=そんなこともしらないの?と思われる。
もしくは、
質問したことで、
相手に負担になるのではないかと考える。
(4)まわりをみない
=カンニングしないことが染みついているのかな?
という傾向が強まっていくように感じます。

その結果、学歴が上がるほど、
迷ったり、悩んだりして、
1人でフリーズしてる時間が増えます。
他には、説明書の文章の意味を理解しない。
説明書の図を理解できない。
というのも、なぜか、
学歴が上がるほどその傾向が強くなります。

小学生は、とりあえずやってみます。
うまくいかなかったら、やり直します。
うまくいったら、それをまわりの子に伝えます。
それを聞いた子は、ためしにやってみて、
うまくいったら、すぐに伝えます。
それが、どんどん広がっていきます。
まるで、全にして個、個にして全、
ナウシカの王蟲のようです。

なぜ、学歴が上がるほど、
問題解決能力や、コミニュケーション能力が
低下するのか?
そりゃもう、現在の教育に
なんらかの問題があるからでしょ。
その見直しとして、
スーパーサイエンスハイスクールがあり、
大学の入試改革があり・・・。
しかし、全体を見たら、旧態のままです。

「いやほんと、小学生雇いたいわ。」
経営者で話をすると、
こういう話題になることもしばしばです。
これからの日本を救えるのは、
受験や学歴という価値感に汚染されていない
人なんじゃないかな、と僕は思っています。

本当は、地方には、
そういう子どもが多そうな気がしますが、
実はそうではないです。
地方の中途半端な自称進学校ほど、
むちゃくちゃな受験対策をやります。
生徒の希望なんて無視で、
成績がよければ、とにかく、
国公立理系を受けさせます。
医学部なんて受けることがいたら、大手柄です。
なぜなら、過疎化で、
学校の統廃合が進んでいるから、
生き残るために必死だからです。
そこでは、生徒のためではなく、
学校のための進路指導が行われます。
それは、部活動なども同じです。
生き残るために、無茶な勝利至上主義に走りがちです。
それが、子ども達にどれほどの犠牲を強いていることか・・・。
残念なのは、保護者も学校と一緒になって、
学歴と勝利を追い求めるということです。
合い言葉は
「子どものために」
「子どもの可能性を引き出すために」

誰のための教育なのか。
学校の存続のためなのか?
保護者の見栄のためなのか?

僕は、見学に来てくれた子達に、最後に話します。

お願いだから、大人の昔の常識なんかに負けないで。
大人が「無理だ」「難しい」というのを信じないで。
必ず、自分で試して確認して。
そして、お願いだから、
大人の顔色をうかがって人生を決めないで。
みんなの人生はみんなのものだからね。
大好きなことを増やして、
やってみたいことをどんどんしゃべって、
仲間を増やして、夢をどんどん実現していくんだよ。

言われたことを、言われたとおりにやっていたら、
年功序列で給料が増えた時代は、
とっくに終わったんですってばよ。
てことに、気がついていない大人の
いかに多いことか・・・。

maruhashikouta at 20:29│Comments(0) ひとりごと 

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